公的年金でいくらもらえるか | 老後資金の目安と貯め方

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公的年金の制度、国民年金、厚生年金、共済年金

年金をもらうおじいさん

 老後資金の重要な要素である年金ですが、もらえる額はどのように決まるのでしょうか。

 公的年金には、3つの種類があります。国民年金、厚生年金、共済年金です。

 国民年金がベースになる年金で、日本国民全員がはいる年金制度で、厚生年金は会社員が入るもの、共済年金は公務員や私立の学校に勤める教職員が加入する年金です。

 国民年金は一律の保険料が決まっていますが、厚生年金および共済年金は、給料およびボーナスに保険料をかけた金額を個人と会社(役所)が折半して支払います。

 厚生年金および共済年金の加入者は、国民年金制度からの基礎年金と、厚生年金および共済年金制度からの上乗せ分を両方受給できることになります。一般的に「2階建て」とも呼ばれます。

 自分で保険料を支払う人のほか、厚生年金および共済年金の加入者の配偶者として扶養されている主婦(主夫)は、国民年金の第3号被保険者として、自己負担なしに年金を受給することができます。

 国民年金、厚生年金、共済年金の3つの種類プラス第3号被保険者が公的年金制度のベースになります。


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公的年金で実際にもらえる金額は、毎年の年金定期便で調べる

年金をもらうおばあさん

 自分が年金を実際にいくらもらえるかは、毎年、日本年金機構から送付されるねんきん定期便で確認するのが確実です。

 はがきで送られてくるもので、これまでの1.年金加入期間と2.これまでの加入実績に応じた年金額と保険料納付額(累計額)が表示されています。くわしくは、日本年金機構の「ねんきん定期便」本体及び解説リーフレットをご確認ください。

 同じ内容については、日本年金機構のねんきんネットというサイトでも確認ができます。


国民年金でもらえる年金額の目安(自営業の場合)

 国民年金でもらえる年金額の目安ですが、65歳から国民年金をもらえると仮定して、満額の40年分国民年金を支払った場合の平成26年4月分の老齢基礎年金は満額で772800円となります。

 国民年金は、25年以上の加入が条件となっており、実際にもらえる計算式は772800X(加入期間月数÷480ヶ月)となります。月額だと64400円になります。

 なお、3号被保険者(扶養されている配偶者)も国民年金に加入とみなされるので、同じ金額を受給することになります。


厚生年金および共済年金でもらえる年金額の目安

 厚生年金・共済年金でもえらる年金額は、その人の収入に応じて変化するので、ねんきん定期便を確認するしか方法はありません。

 ただ、目安としては、厚生年金で夫婦二人の世帯の場合、満額で月額約22万円が目安となっています。

 なお、共済年金には、職業に応じて加算される「職域加算」というものがあり、「3階建て」とも呼ばれており、厚生年金よりも有利となっています。

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